Iの家について、地鎮祭

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Iの家とは、弊社のプランナーである市川の家でございます。

お客様と同じ形で自宅をホームページに載せていいものか大変悩みました。
悩みに悩んだ末、Iの家と称して控えめにこっそりと載せさせて頂くことにいたしました。


もう建てれないかもしれない…と思ったことも多々、、、。
そんなとき、自分がプランさせていただいたOBの方々からの励ましが力になり、
諦めずに頑張れたと聞いております。本当にお客様に恵まれております。




家を建てるにあたって、
働いているので、子供との少ない時間を濃密にする
“家事楽、時短動線”をキーワードに1年かけて設計を練ってきました。
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◆福岡県糟屋郡新宮町下府4丁目◆

敷地面積:263.20㎡/ 79.61坪
延床面積:116.92㎡/ 35.36坪
施工面積:124.30㎡/ 37.60坪

【1F】
駐車スペース2台
屋根付自転車スペース(3台分)
玄関: 2.5帖(+下足箱1200+土間収納)
LDK:18.6帖(+ワイドカウンター+本棚+パントリー+リビング階段
       +リビング洗面1500)床暖房
ファミリー寝室: 6.2帖(+床上げ布団収納+クローゼット)
トイレ:タンクレス
脱衣ランドリー室:2.4帖(ホスクリーン2本+ファミリークローゼット+洗濯パン+スロップシンク+土間付き勝手口)
浴室:1618システムバス
キッチン:2400サイズ(IH、食洗機)


【2F】
吹抜け(1.0帖×2分)
バルコニー(2.2帖分)
洋室1: 5.3帖(+CL+ピアノスペース)
洋室2: 5.3帖(+CL+本棚)
洋室3: 4.5帖(+CL+本棚)


南北に長い台形の敷地の特長を生かし、東、南から採光を確保。
玄関のすぐ横に凹ませた自転車スペースは子供の帰宅動線を短くしつつ
外観を損ないがちな子供用自転車をすっきり収納。
キッチンの周りを囲むようにパントリー、ワイドカウンター(パソコン&本棚&仕事場)、ダイニング、リビング洗面を配置。
食事をしようとしても、子供たちの宿題や、おもちゃ、仕事道具が散乱するダイニングスペースをすっきりさせるため、ダイニングテーブルとは別に同じ高さで繋げた2.4mのカウンターを設置しました。

一番日当りがいい場所には脱衣ランドリー室をつくり、室内物干しスペース、家族全員の衣類の入るクローゼット、洗濯機、スロップシンクまで完備しているので、脱ぐ→洗う(靴、墨汁、絵具なども)→干す→しまうが1箇所で行え、家事の時短につながります。

そして、Iの家一番のこだわりは”リビング洗面”
「どうして、”洗面脱衣室”なんだろう」
「裸にならなくても使用する洗面がどうして脱衣室にあるのだろう。」
この仕事に携わるようになって一番に抱えた疑問だったらしいI。
寝る前の歯磨き、朝の洗顔、出かける前の化粧・・・
明るくて、暖かく、涼しいリビングで、家族と話したり、TVでニュースをチェックしながら行いたい、帰宅時や、来客時、脱衣室に入らず、手を洗ってもらいたい。
そこで、収納量は多いが、リビングにあう、家族みんなで使える1500サイズのシステム洗面を
玄関からLDKに入ってすぐの一角に設けました。

また、ベッドを並べたファミリー寝室を1Fに持ってくることで、生活拠点は全て1F。
疲れて帰った時(すぐに倒れこみたい時:笑)、子供が病気をして、キッチンやトイレのそばで寝かせたい時など非常に便利。

2Fは3人のお子さんの成長に合わせて、個室にしたり、引き込み戸を開ければ大きな一部屋になるように設計、将来家族が出来て里帰りした時に、大勢でごろ寝が出来るようになっていて、全体的には平屋感覚の間取りです。

家全体をなるべくコンパクトに、窓の数、トイレの数、水柱の数、システムバス内の部材の数などもメンテナンスや掃除の面から、徹底的に必要最低限に。
外部電源などは、住んだ後に、防犯用や、将来の電気自動車充電など増設可能な計画にしました。

外観は西と北のサッシを最小限にしシンプルに。
塗り壁の白と、木目ブラウンで統一。
内外装含め、使い込んだ味のある素朴な雰囲気がテーマです。





それでは本日の嵐の中行いました地鎮祭の様子をご紹介いたします。
雨風が強い中、儀式開始。

刈初めの儀
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鍬入れの儀
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杭打ちの儀
現場監督が他の現場の検査で来られなかった為、お兄ちゃんが助っ人に。
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玉串奉奠
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記念撮影
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雨風が大変強い中での地鎮祭でしたが無事終了いたしました。

ご覧の通りテントが…(泣)
玉串奉奠の最中、テントが飛ばされてしまいましたが、
電柱と街頭の間に見事に挟まれ、車道に飛んで行かずに済みました。
本当に奇跡としか言いようの無い挟まれ方をしていて、神に守られているようでした。

基礎着工は22日、
上棟は12月7日の予定です。

Iの家 基礎工事

Iの家


嵐の地鎮祭から数日後の基礎着工の日は、お天気に恵まれました。

まずはやり方から
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基礎の下地をつくって、防湿フィルムを張っていきます。
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基礎配筋が終わり、JIOによる基礎配筋検査。
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ちなみに、この基礎が無く、日の当たっているところがお庭スペースになります。
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基礎配筋検査が終わると、基礎土間コンクリートが打たれて、
配筋に型枠を付けこの状態になります。
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クレーンが来て、基礎立ち上がり部分のコンクリート打設が進んでいきます。
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型枠が外れて、先行配管工事が進むと土台敷です。
土台敷は12月3日の予定です。

Iの家 上棟

Iの家


土台敷は晴天の下で無事に完了し、
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いよいよ、、、

上棟の日を迎えました。
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今まで何度も経験している上棟ですが、
2日前からあまり寝れていないそうです(笑)

朝は、家族紹介から始まり工事の安全を願う挨拶で乾杯。
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工事開始です。
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自問自答の打ち合わせとなっております。
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通りに面しているため、上棟の様子を横目に通られていく方もしばしば。
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材料がどんどん上がっていきます。
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午前の休憩です。
久しぶりの再会となる大工さんも多いので、話が弾んでいます。
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朝からOBの方を初め、多くの方が現場へ来てくださり、市川も嬉しそうでした。
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お昼になり、お弁当と豚汁が振舞われました。
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大工さんがお昼休憩をされている間、
弊社恒例のサッシの高さを決めます。
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自分で測り、図面に書き込んでいきます。
なんだか不思議な光景ですね。



休憩が終わり、工事がどんどん進んでいきます。
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時々雨も降り出し、何とか雨がひどくならないことを願いながら見守ります。
降ったり止んだりの雨で、また今回も虹を見ることが出来たのですが、
写真にはうっすらとしか写っていませんでした(涙)


あっという間に屋根仕舞いです。
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雨が心配されるので周りをブルーシートですっぽりと包み、上棟日の作業は終了です。
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最後は、無事に上棟が終わり、感極まり思わず涙しながらの挨拶となりました。
『私達はなにも出来なくて・・・一軒一軒すべて違う家を創ると言う大変な仕事は
 大工さんや職人さん方がいてくれて出来るもの。。。
 本当に、感謝の気持ちでいっぱいです。
 これからも、どうかよろしくお願いします。』

途中、言葉を詰まらせる(いつもと違う:笑)市川に、大工さんも微笑まれており、
温かい雰囲気で上棟が締めくくられました。


最後に大工さんと記念撮影を♪
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Iの家 屋根、検査、木工事

Iの家


上棟後、屋根工事が行われました。
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屋根はガリバリウム鋼板を使っています。
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1Fの屋根は面積が広く、2Fと同じシルバーだと部屋への照り返しが懸念される為
カラー鋼板にしています。
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バルコニーの防水施工
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筋交、金物が取り付けられ、検査を受けます。
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JIO躯体検査

福岡県はもう1つ検査があり、中間検査というものを受けなくてはいけません。
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解りづらいところは監督が直接書き込んでいました。
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下地取り付けも進んでいます。
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いっけん何でそこに?と思われる窓の位置ですが、
写真で筋交が入っている面には外観上、窓を付けたくなかったので、
ここに窓を付け対角線上にある窓からの風通しを意識しています。
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裏側は床上げの押入の下のスペースを利用した自転車スペースになっています。
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サッシ、玄関ドアも入り、ラップシートが張られ、
サイディング部分は年内に張られる予定です。

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大工さんは面白い方が多く、楽しい現場になっています。

Iの家 木&床暖房&外壁工事

Iの家 

少しずつではありますが、進んでおります。
手入れが大変なので部材を最小限にしたシステムバス
窓も高い位置につける事で、防犯対策の格子を省きました。
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温水式床暖房施工
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キッチンと造作本棚&パソコンスペースの複雑な下地をかわして置いていただきます。

無垢材の質感とマットで溝のあるうずくり加工であって、床暖対応のフロア
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幅は広くないですが、古い学校の床のようなイメージに。

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正面が真南、向かって左が東向きです。
南側には建物が迫っており、将来2階建てに建て変わっても一階に光がたっぷり入り、視線を気にしなくていい位置と高さにこだわりました。
さらに、手の届かない吹抜け窓の外は全て、1階の屋根があり、雨で汚れたガラスをすぐに拭けるようになっています。

次に外部・・・。
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まず防水シートの上にバイタを張っていきます。

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塗り壁ではない、サイディング部分は施工完了です。
こちらも艶のない古い木目調です。

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ここは、ポストの取り出しや、宅配牛乳置場、さらにアイアンの傘かけバーが付く予定です。
雨が入らず、通りからは見えにくい位置です。

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ポストの開口にも、誰が描いたのか・・・かわいいイラストが(笑)

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いよいよ左官さんによる塗り壁の下地が出来て行きます。
窓のない、塗り壁だけの北面。
割れ防止の下地を慎重に創っていかれます。

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弊社塗り壁の匠”H島さん”
ぎっしりの日程のなか、いつもありがとうございます。

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シートの白になったり、木の色になったり、黒になったり、グレーになったりしますが、
いよいよ、最後の仕上げの色が、もうすぐお目見えします。

軒の出がないキューブ型の家の塗壁は、正直汚れが非常に付きやすくなります。
又、通りに面しているので、排気ガスや、車の振動などによるヒビや割れは防ぎようがありません。
お客様では試せない新たな施工方法を試せるいい機会でもあります。

アドバイスいただきながら、仕上げの色や模様も決まりました。
どんな仕上がりになるのか、楽しみです。