福岡市【美容室】看板・販売・待合の動線・照明リノベーション(工事中編)

完成記事はこちら


◆福岡市室見 MATISSE 美容室◆

UR賃貸1階部分
3年前に新装開店
工事範囲 外壁・待合、販売スペース・レジ・客席の一部
工事内容 店名変更に伴うサイン照明とその配線工事
     待合、販売間仕切り壁の造作、家具製作
工事期間 4日間(UR取り決めのため9:00~17:00)

 
弊社の看板や広告を手掛ける会社からのご紹介で、美容室(店舗)リノベーションのお話を頂いたのが、4月頃、、、。
お打ち合わせをしてみると、具体的にはっきりとどうしたらいい!というのがわからないんだけれど、、、とオーナーA様
定休日に、何度かお打ち合わせを重ね少しづつ漠然としていたことがまとまってきました。

・店舗で販売する美容商品や機器などの展示スペースが足りない
・待合スペースがあまり機能していない
・お客様同士の(ミラー越しの)視線の交わりを減らし落ち着かせたい
・スタッフが動きやすく働きやすい動線にしたい
・スッキリ明るく広がりのある空間にしたい
などなど

ご予算と、なによりも!短い工期でと言うご希望を叶えるべく
プラン、お見積りをはじめました。

コストを抑えるため、電気工事・内装工事・木工事の3職人さんに絞り。
工期を短くするため、造り付けは正面の壁のみ、他の陳列棚や間仕切りは家具で対応することになりました。

 


 まずは外部サイン看板変更に伴い配線・照明の変更
A様をご紹介頂いた看板担当のMさんと位置や材質などお打ち合わせを重ね、照明器具の配光、光束、色温度と取り付け位置、、、さらには価格、納期、サイズの面から確定させていきます

写真にロゴデザインを落とし込み、検討していきます

現店名はAUBE(オーヴ)

 
新店名はMATTISSE(マティス)です



内部は波型のデザイン壁がスペースをとっていて、空間を圧迫していました

展示商品の高い棚が空間を狭く感じさせていました


レジカウンターもこの壁と同じ紺色で統一されていましたが
濃い色は光の反射率が低く、光を吸収してしまうので
少し暗く、重く空間を感じさせていました


こちらは待合スペース
店舗入って右側の客席スペースに近く、
視線的にも位置的にも少し落ち着けない場所になっていました。


□完成イメージ□

店舗入って正面の壁を一層し、厚みを薄く、明るく清潔感のある色にし
新ロゴと展示棚とサイネージモニターを5000K(ケルビン)の白い光でライトアップ。
中央を大きくくり抜きを、展示棚の背板もなくすことで光の反射と効率を上げ、
明るく広がり、抜け感のあるスッキリとした空間に仕上げる予定に。

同じ色で、レジカウンターのアクセントカラーも統一し、中央にどの向きにも座りやすい、低めのベンチソファーを配置することで、お客様同士の視線を交わし
美容商品や雑誌を見ながらゆっくり腰掛けていただける”ショールーム”のような空間に。


(イメージ参考)
そして、現在の待合スペースは通りからも見える窓があることから
有名ブランドの商品とメイキャップコーナーにすることに決まり
Aオーナーさんはメーカーとの契約や販促品などのお打ち合わせも並行して行っていただきました。


いよいよ工事の日を迎えました
1日目 外部は足場をかけ、すぐに配線の位置決めです
(新しいロゴ型紙を置きながら、シビアに決めます)



店舗入口には小さめのサインも新たにつくため、既存のダウン照明を
ユニバーサル照明に変えます



内部は、奥の客室との間に壁を造り、丁寧に養生をしていきます


軽天の壁を解体していきます


木壁の下地を造りながら、サイネージモニターと間接照明の配線を仕込ませ
1日目の作業終了です


2日目
 
木壁の仕上げ(ボード張り)が行われ、スイッチ・コンセントの開口
照明器具の設置まで完了しました


3日目

外部のサイン看板が取り付けられました


(翌日足場が解体されるので、暗くなるのを待って、スポットライトの角度調整も行いました)




内部は内装工事です。

レジカウンターのアクセント部分を新規壁と同じ素材へ、、、


左奥の店舗の足元が傷んでいたので、一部高耐久に張り替え
その他、正面の造作壁周りのクロスタイルフロアなど一部補修&張替えを行い3日目終了です


4日目最終日
 
朝から美装業者さんが入り、美装作業、外部は足場解体が行われました



造作家具や観葉植物も届き、照明を取り付けて行きます。


サイネージモニター、サイン取り付けも終わり
昼過ぎには、明日の新装開店に向けて、スタッフさん総出で、陳列作業も始まりました


入り口外のサインの横の絵は、画家であるオーナーA様のお兄様の作品。
偶然、待合と客室の目隠しに選んだ観葉植物ととても良く似たモチーフでした。




さてさて、たくさんの業者さん、メーカーさん、職人さん、オーナーさんスタッフさんの協力とチームワークの良さのおかげで怒涛の4日間も無事終わりました!!

翌日は新装オープンです。
(凄い来客数だったらしく、大盛況の新装オープンになりました!!!)

次回は、完成の全容をご紹介いたします。










(市川 吏保)

福岡市【美容室】看板・販売・待合の動線・照明リノベーション(完成)

福岡市【MATESSE美容室】

7月に新装オープンが行われ、順調に営業されております。
4日間で行われた、工事の内容とその結果をご紹介いたします。

■外観■
旧ロゴを外し、壁を補修し、新ロゴを取り付け、そこに白色のスッキリした光源のスポットライトを3灯新設しました。



取り扱いブランドや営業時間の看板も新しくなりました。



■入口ロゴサインとレジカウンター■

そして入口付近にも新しいロゴサインを設置。
サインの位置は、車、歩行者、来店客いろいろな角度からの見えやすさ、目立ちやすさを考慮して設置します。
大事なライトアップも既存のダウンライトの開口を利用し、角度が変えられるユニバーサルダウンに変更し、立体感を出します。

外部の塗壁と色を揃え、広がりと奥行きを感じさせるようになっていた内部のクロスはあえてそのままに。
レジカウンターのアクセント部分の色を紺色からグレーに変更。
内外の統一感で、さらに広くスッキリ見えるようにしました。


■美容商品展示と待合スペース■

レジカウンター前の狭く、暗く、スタッフさんお客さんの動線が交差していたスペース。
真っ先に目が入るもともと紺色で光を吸収していた壁を一層し、新ロゴ、サイネージモニター(デジタル広告:ブランドCMなど流せる)を配線とともに新設。
その下に背板のない商品棚を家具製作し、背面から5000ケルビンの白い光源の間接照明でライトアップしました。

さらに、どの位置からも腰掛けやすい低いベンチソファーをオーダー制作。
空間を広く、展示商品を目立たせ、さらには左奥と右奥の客室のミラーと視線を交わしてゆっくりと腰掛けやすく待合にしました。




■shuuemura メイクコーナー■

待合ベンチの前の通りからも見える位置には、shuuemuraの商品とメイクアップコーナー、さらに商品の在庫も収納可能な展示棚を製作。
全て壁に沿わせることで、通路も空間も広く確保。
商品を見ながら待ち時間を過ごせたり、商品の説明や使用方法等スタッフさんが一緒に立ってもゆったりの通路を確保でき、各動線も交わらなくなりました。

福岡で展覧会中の画家であるお兄様の原絵もピクチャーレールで飾り、空間が華やかになりました。






オープンしてしばらく経って伺ってお話を伺うと、、、

営業中は外部にもお兄様の絵が飾られていました。



スタッフさん勢力的に動き、各作業に集中されていました。
『同じ空間とは思えないくらい、広く感じて、スタッフも動きやすく、お客さんもこの待合で過ごしていただきやすくなった』とオーナーA様。

新装オープンに日は店内に総勢100人近く入った瞬間もあったそうで、このベンチが大活躍されたそうです。


地下鉄室見駅から出てすぐ、大通りにも面していたので、少し明るめのライトアップで、夜間もしっかり目立つようになりました。

常に新しい技術と設備と製品を取り入れ、オーナーのA様はじめスタッフさんの意識、向上心の高い、美容室”MATISSE”

インスタでは、そんなお店の雰囲気の良さがよくわかります。
ぜひ、覗いてみてください!!












(市川 吏保)