福岡市【I様邸】
ついに全ての工事が完了し、完成いたしました。
詳細をご紹介します。
■外観・外構■
敷地面積は63坪。
外壁後退1mでは、平屋感覚の間取り(建ペイ率)が収まらず
外壁後退1.5mを確保し、1階の面積を約28坪とることができました。
駐車場は3台、自転車1台(将来は屋根をつけられるスペースに数台)
アプローチのスロープから玄関までの高さを、何度も何度も吟味され決められました。
そしてもう一つI様がこだわられた素材=外壁の塗り壁 です
2階の小屋裏部分になり、窓がつかない大きな壁と、大きくせり出したゆったりした勾配片流れ屋根の軒天
夜には真下からライトアップされ、塗り壁の表情をまた一味奥深く演出してくれます。
■玄関回り■
玄関の土間収納や、寝室からも防犯上安全な小さな窓を多数つけ、風通しにも非常にこだわられました。
傘かけや、雨に濡れない自転車スペースとその上を部屋側から収納として使う点など、弊社の実邸見学会を多数回られ、最初から間取りに組み込まれました。
■内玄関■
ウォールナットのうづくりフロアとオフブラックの組み合わせで家じゅうを統一されたI様
部材の色や、細かい納まり、高さなどなど、全ての面からご検討⇒決定される熱意は圧倒的なものでした
和室の室内地窓の下にはセンサーでお出迎えする照明が埋め込まれています。
■階段下土間収納■
「玄関一段下がったところで、階段下の空間を使えば、高さも高くとれますよね?」
そんなプロ顔負けの空間能力の持ち主である奥様が、はじめから絶対に欲しいとおっしゃった
階段下を利用した、玄関の土間収納
棚やフックの位置なども、もちろん奥様が考えられました。
■主寝室■
こちらもぜひ1階につくり、平屋感覚の間取りにしたい!と一貫しておっしゃっていた1階の主寝室
ベッドから季節外や来客の布団が取れる、布団専用収納は、先ほどの自転車置場の上部を活用しています。
窓の位置、配線の位置、壁紙、見切り材などなど、こちらもこだわられました。
クローゼットの内部の構成も、I様流です
こちらは、扉を開けるとコの字でパイプ棚を2段設け、1センチも衣類がぞろびかずまっすぐかけられるようにと、上部の棚の高さは2.2mもあります。
■洗面室■
洗面室は、帰宅時、来客時もすぐに使える玄関のそば、トイレと脱衣室とも区別されているので
忙しい朝の支度や、お泊り客との動線もスムーズです。
LDKのパントリーからの採光・採風を考慮し、大きな室内窓も付けました。
■トイレ■
I様が一貫して追求されていらっしゃった点に、「掃除のしやすさ、ほこりや汚れなどのたまりにくさ」があり、なるべく部材に出っ張りを作らないように、設備や部材メーカーを比較検討し決めてきました。
トイレの本体は、この時期出たばかりの自動おそうじトイレ”新型アラウーノ”です
■脱衣室■
洗濯機の両側はほうきやモップ、バケツなど物が使いやすく収納できるように開けられ、
さらに反対側には。バスマットやバスタオルがかけたり、置いたりできるようになっています。
■浴室■
1618のシステムバス
こちらも必要最低限の部材だけにして、とにかくすっきりお掃除をしやすくされました。
■ホールの収納■
玄関から入り、各部屋へ入る廊下であるホールにも、掃除機などの生活小物用収納、さらにご主人専用のクローゼットもあり、扉を全て一直線に出っ張らないようにしています。
■LDK(収納)■
さらにLDKに入ってもすぐに手荷物などが仕舞える収納には、隣のマルチカウンターで使う
パソコンやプリンター配線も施し、穴をあけ、ほこりが付きやすい機器類を全て扉内に収納できるようにしています。
入って正面には、将来絵などを飾れる壁を作りました。
■LDK(和室)■
リビング一角に存在感のある畳スペースを一段上げて作りたい!
扉を閉めて来客時に使うプランも出ましたが、枠や扉をつけるより、すっきりとした仕上がりとリビングとの繋がりを優先されました。
琉球和紙畳に下げた天井にダウンライト・・・
アクセントのスリットの部材の縦横全ての大きさも、見学会と現場で数字を叩き出されたI様
濃紺の壁を間接照明で照らしている場所には、季節の飾りものがおかれる予定です。
■LDK(マルチカウンターと本棚・パソコンスペース)■
配膳が楽なキッチンの横のダイニングテーブルが食事の準備でふさがっていても
宿題やアイロン・裁縫などがいつでもできる、ダイニングテーブルと同じ高さで制作したマルチカウンタースペース。
2段にして、新聞やノートスペースを作られたり・・・
ノートパソコンが充電しながら仕舞っておける8㎝のスペースなどなど
I様発案の棚や、家具が、また弊社のこれからのお客様に引き継がれることでしょう
■LDK(ダイニング・キッチン)■
たくさんのこだわりの中でも、奥様が最もこだわられたといっても過言ではない
キッチンの背面に一直線に並べられた収納と窓、間接照明ゾーンです。
2400のキッチン本体とは別に、奥の方から冷蔵庫→80㎝収納→80㎝収納→750㎝収納→120㎝クローゼット
を出っ張りも、高さも一直線に並ぶよう、計画段階から細かくこだわられたカウンターと、収納と窓です。
外部はこんな風に凹ませた棚にして、実現させました。
■LDK(パントリー)■
リビングから中が丸見えにならないように、ぎりぎりまで下がり壁を下げて作った、パントリーです。
下げた棚にも物が置けるのはもちろん、レンジやトースターなどの家電も置けるカウンターと可動棚・・・
それから、レシピやプリントなど奥さんだけが確認できる大事な書類はマグネットボードでさりげなく。
ゴミ箱や、チリトリなど小物もかけられる可動棚に、採風・採光窓付です。
■LDK(南側の物干しスペース)■
初めて弊社の見学会に来られて、ビックリ&感動されたとおっしゃって、こちらも一貫してプランの中に組み込んでおりました、南側の室内・室外物干しスペース
扉を閉めれば、光だけが入り、LDKをすっきり明るくしてくれ、
扉を開ければ、洗濯小物棚、窓、室内物干しホスクリーンが2本もある、室内物干しスペースです。
お客様に初めてお会いしたとき、今のお住まいでの困っている点をお聞きすると
ほとんど上がってくる部屋干しスペースの話。。。
「結局、室内干しは、南側の窓のカーテンレールに引っかけるしかなくて・・・」
そんなお声で出来たスペースで、女性の方々にとても好評です。
リビングの掃き出し窓は庭も望みたいので、あえてダイニングや和室の掃き出しの前につくるのがポイントでしょうか。
採用のお客様は、
「お客様がこない時は、開けっ放しで、ここで日向ぼっこしたりしています」とか
「TVを見ながら、洗濯物をたたんだり、アイロンがけもできるしいい」とか
「冬は、リビングの加湿にもなります」などなど感想をいただいております。
もちろん、雨が一日降らないとわかった日は、たっぷりとおひさまに当てることも可能で、気持ちがいいですよね!
I様はすぐ隣にクローゼットもあるので、乾いたものをそのまま仕舞うこともできますが、
現在のところ、各部屋にきちんとご家族個人個人が持っていっていらっしゃるそうです(笑)
■LDK(リビング)■
構造用の柱や筋交い、桁などを内装にどう活かすか、工事中の現場、お引渡後の弊社のお客様のお宅、
さらに、上棟後の実際の場所でも、棟梁含めて検討しアドバイスをいただきながら合作でできた和室とリビングの空間。。。
落ち着いた上質な空間に仕上がりました。
■LDK(リビング階段用扉と珪藻土)
大きな片流れの外観が好きなんだけれど、斜め天井や吹き抜けの大きすぎる空間にはしたくないとおっしゃったI様。
LDKと水回りにも扉を、階段室にも扉をつけ、冬のコールドドラフト現象防止と熱効率を上げる工夫をされました。
珪藻土を照らす間接照明は、構造材を利用しつつTVの配線なども見えない工夫をしております。
■庭とマルバノキ■
お庭はそんなに広くはないですが、物干しスペースとは別にきちんとつくりましたので、
いつでもバーベキューなど楽しむことができます。
ハート型の葉がかわいく、四季で紅葉もする”マルバノキ”を採用されました。
ご入居後に伺った時、風がよく通り、気持のよい日差しとお庭で、とても気持ちのいいリビングでした。
■階段室■
階段は、滑りにくい特殊加工が施された階段を採用され、ご家族の飾り棚、外観の要となる大きなスリット窓からたっぷりの光が入る明るい階段です。
■2階洋室(将来間仕切り西側)■
その階段を上がると、将来間仕切り可能な子供部屋です。
引き戸を開ければ、ホールも一緒にだだっ広く使えます。
布団干しができるバルコニーもあります。
■WCL■
このウォークインクローゼット内部もI様発案です。
両サイドに2段、さらに真ん中2段のハンガーパイプ棚は両サイドから使えます
■洋室(東側)■
子供部屋のオープン棚は、学校道具、習い事道具を置くだけでなく、季節の物や、
いまはまっているグッズなどを飾りながら片づける習慣が身に付き、子供部屋への採用が増えております。
約丸1年かけて、お打合せを重ね、ついに出来上がったI様邸
こんなにも細部まで、メーカーのカタログやサンプル、機能を勉強なさり、比較検討され、自分たちに合っているものを探求されたり、詳細図面や配線図面を現場で照らし合わされ、イメージを膨らませていかれたお客様は初めてでした。
今でも、お打合せで使ったずべての図面を大事に保管されていたり、
弊社の今までのお客様の参考にされた家の間取り図なども、記念にすべて保存されていたり、
まさに、弊社と2人三脚で、ご家族皆さんで作り上げてきた”I様の家”が完成いたしました。
たくさんの時間と、思いがつまった家づくり。。。
私たちは、そのたくさんの時間と、思いを込めて、大切な家をお引渡しするのですが
毎回毎回、嬉しいのに、さびしい気持ちになってしまいます。
一つとして同じでない弊社の家づくり。
大変だけれど、やはり、また、もっと、頑張らねばと強く思う瞬間でもあります。
I様本当におめでとうございます。
これからも、末長いお付き合いをよろしくお願い致します!
(プランナー市川吏保)