唐津市【h様邸】
全容をご紹介します
■外観■
42坪の敷地、駐車スペースは2台、自転車スペースは屋根を長めに出して
玄関の右側に設けました
沖縄の白い石積み壁と、赤瓦、ひんぷん(門壁)のイメージは
ご夫婦で絵を描き、イメージを固めていかれました
自分たち家族の家づくり
『できるだけ、自分たちでできることはやります!!』とおっしゃって
この両サイドのひんぷんも、いままで沖縄で家族で集められた貝殻などで造られています
インターホンと表札の門壁のデザインも、h様の発案したものを
職人さんと弊社外構大臣(社長)で材料や施工方法を吟味してきました
枕木風の石と、砂利のアプローチです
タイルは屋根に合わせて、オレンジ色で全体のアクセントになっています
駐車スペースの入り口の1mのみコンクリートをうち
タイヤが砂利を持っていってしまう事を防いでいます
始めはなくてもいい!とおっしゃっていた、庭を囲む木フェンスでしたが
低めに造り、オープン感と開放感は残したまま、リビングと繋がる落ち着いた庭スペースになりました
脱衣室からの出入口は東側ですが
外物干しスペースは、日当たり抜群の南側で
なおかつ、リビングからは見えない位置に。
外壁にあう、ブロンズの物干し竿を奥様が見つかられたそうです
通りから見えない北側の外壁は、雨汚れが流れて付きにくくなるよう縦張りに
付いてもその汚れの色が目立たないよう濃い色味に、2重の汚れ経年変化対策です
■玄関■
ポストは内部で受け取れるよう埋め込み
傘掛け、風通し窓をつけ、照明はh様のお持込品です
左手前は、階段下の土間収納
アウトドア用品、タイヤなどまでたっぷり収納できます
右側は、樹脂製の靴専用可動棚で、省スペースなのに
たーっぷり靴が入ります
■LDK■
LDK入ってすぐに、アウターと鞄クローク
そして、お店のようなカウンタースペース
実は、キッチン側は15㌢下がっています
これも、h様ご夫妻の家族会議で決まったことで
目線や高さが合うことと、空間を広く見せると言うダブルの効果があります
こちらは、本来吊戸棚として使用する部材を
床から浮かせて付け、その上にヴィンテージ加工したカウンターと
ブラックの金物でかっこよくスッキリした可動棚で
空間を広く、材料を無駄なく活用しています
これも、家族会議の賜物です(*^^*)
小さがりにしたパントリーは
天井高が高くなり、上部まで有効に活用できるよう
わざと下がり壁を付けて、入り口上部も手が届き使いやすくしています
キッチン横は、冷蔵庫がぴったり収まるスペースで
リビングから冷蔵庫の中身が見えないのがいい!と
見学会でも評判のスペースでした
■リビングと和室(寝室)■
構造の梁を一部見せ、天井2850mm確保したリビング
収納やTV、AV[機器等も全て浮かせる計画で
空間を有効活用し、スッキリ広く見えるようにしています
フローリングにはのちのちラグなどを置かれる方が多いので
はじめから、畳を敷き詰めてはどうか!?とのアイディアも
もちろんh様の考案です
カーテンも、レースを窓の内側に
大きな1枚シェードを窓の外側に、、、
両サイドに布がたまって狭く見えてしまいがちな窓周辺を
スッキリとしています
壁掛けTVや飾り物が収まっても、この通りスッキリです!!
和室は、昼間はリビングと繋げて広く使い
夜は、みんなで休める、ファミリー寝室として形や広さ、収納を計画しました
和紙畳の色、ガラスブロック、小物、クロス
沖縄の雰囲気の配色、素材で、とてもまとまっています
収納は、玄関側からと和室側からの間の壁をできるだけ薄くし
それぞれの奥行きを確保しています
左から扉スペース、お布団と衣類(前後に2列)×2セットと
たっぷりの収納量です
■洗面コーナーとトイレ■
朝日がたっぷり入る洗面コーナーは
家族もゲストも使いやすいLDKのすぐそば
トイレの扉は、音配慮ドアです
持ち込みの小物部材で味があるh様らしいトイレ空間になりました
■脱衣ランドリー室■
脱ぐ⇒洗う⇒干す⇒仕舞うが1箇所で完結する脱衣ランドリー室
LDKに衣類が散らからず、スッキリと暮らせ
家事の時短、奥さんのストレス大軽減(*^^*)に繋がる空間です
■システムバス1616■
■階段熱効率対策扉■
冬は閉めて、暖房の効率を上げ、、、
夏は開けて、子供さんの様子がわかりやすい
リビング階段として使えます
階段の上がり口の、デッドスペースは
子供さんの学校用具などの道具棚を造りました
オープン棚だと、自然と片付けると言う
子供さんの傾向を利用(笑)して
愉しく、飾って、片づけて、もらいましょう!!
■2階■
子供さんの3部屋とご主人の仮眠コーナーを
一切間仕切りせず、ワンフロアで、構造材なども見せることで
コストダウンしつつ、将来的にDIYしながら
いかようにも使える空間にしています
ご主人の仮眠室は、ご主人の身長がぴったり入る長さで
階段の上の空間を利用しています
眠る前に読む、マンガや本が
見えない位置に収納、出し入れが出来ます
照明やガラスブロックの位置は、眠りやすさと
ご家族の繋がりを意識して決められました
自分たち家族がずっと暮らす家だから
自分たちが知恵を絞って、自分たちでできるところは自分たちで造って、考えて
家をつくる途中も、過程も、家族のいい思い出=時間 にしたいとおっしゃっていたh様ご夫妻。
いつしか私達も職人さんも、そのh様の熱意と努力に引っ張られるように
いろいろな工夫や知恵を出し合うようになり、
『施主さんも一緒になって、造る”家づくり”』
第一号が、見事完成いたしました!!
こんなにいろいろ自分たちのアイディア、発想を忠実に形にしていただいて
こんな家づくりをさせていただいて、本当に夢みたいです!!
職人さん、スタッフさんに、感謝してもしきれませんと会う度におっしゃっていただいて、住まわれてからも、生活ぶり、ご家族の様子、たくさん写真を送っていただいているh様、、、
私達も心からうれしく、温かい気持ちと、この仕事をしていて一番苦労や努力が報われる、幸せな瞬間をたくさん味わわせていただいております。
これからも明るくて、元気いっぱい、ご家族でいつもゆんたく(おしゃべり)を楽しまれるh様邸で、末永くお付き合いお願い致します。
(プランナー市川吏保)